『できない』ではなく『どうやったらできるか』を。

『できない』ではなく『どうやったらできるか』を。
投稿日 2020年11月9日 09:28:53 （羽生結弦選手）

本日３本め・・と書いてるうちに日付跨ぎ(^^;)
前記事：ご卒業おめでとうございます(*´ω｀)　羽生結弦選手、早稲田大学を卒業（公式）

※羽生家御用達の仙台グルメは、記事の最後

内村くんの華麗な復活に痺れました

Ｈ難度のブレトシュナイダーを完璧に成功させての15・200点。
世界選手権金メダルの得点を超える高得点。

花試合？
いやいやいやいや、
その完成度には驚愕するしかない。

膝もつま先も、
磁石がついてるんじゃないかってレベルに、
ビタっとくっついたままビシっと伸びて、
あり得ない美しさ。

究極の体操。

凄かった。

これが怪我開けの、
２年ぶりの国際大会での演技か。

現世界王者、ロシアのナゴルニーがサインをねだり、
嬉しそうにツーショットに収まっていたのも、

ＫＩＮＧ内村へのリスペクトの大きさが感じられ、微笑ましかったね。

閉会式での内村くんのスピーチには、
心打たれました。

（ていうか、言葉の選び方や穏やかな話し方が、
　結弦くんと重なって、胸熱！！）

「しょうが無いのかなと思うけど、
コロナウイルスの感染が拡大して、
国民の皆さんが『五輪ができないのでは』
という思いが80％超えているのが、
残念というかしょうがないと思うけど、

　“できない”じゃなく、
“どうやったらできるか”を考えて、
どうにかできるように考えを変えて欲しい。と僕は思います。

でも、これは
非常に大変なことであるというのは
僕も承知の上で言っているんですけど、
それでも国民の皆さんとアスリートが同じ気持ちでないと、大会はできないと僕は思います。

何とかできる、
どうにかできるやり方というのが必ずあると思うので、
『どうかできない』という風には思わないでほしいなと思います。」
※約6分40秒、東京五輪開催を訴える内村航平のスピーチ全文より

体操界のＫＩＮＧ、
そして、

夏の競技のＫＩＮＧとしての
責任感、

そして、
自分が言わなかったら、
誰も声を上げられないという
レジェンドとしての矜持・・・

寺本明日香選手も、
「私たちも心の中で思ってたけど口に出せなかった。
　あの言葉で世界中が動いたかなってすごく思います」と。※ソース

◆内村の熱き２分間の言葉　五輪開催協力求め国民に異例の訴え「できないと思わないで」より

　日本のアスリートで、直接国民に呼びかける形で、開催を訴えたのは初めて。世論が開催に消極的で、国内アスリートがなかなか声を挙げられない中で、異例のスピーチだった。世界の頂点を極め続けてきた日本の五輪アスリートの“顔”として、内村だからこそ言える言葉だった。

　最後の会見で、スピーチを振り返り「（世論が）これじゃいかんだろ、と思っていた。この場で言わないと届かないだろうと思ったので。僕の本音をストレートに言わせてもらった。国民の皆さんの支持があれば五輪はできる」と、話した。いまだ先は見通せない来夏の夢舞台。内村の投じた一石が、流れを変えるか。

11/9(月) 0:05 デイリースポーツ
https://news.yahoo.co.jp/articles/925cd499de9df2a5c6a544ce54fa3fd949dfee3e

※矢内由美子（スポーツライター）さんのコメント
内村選手は閉会式でのスピーチの後、記者会見の席で、
「僕がＳＮＳで言っても意味がない。この場をお借りして、いろいろなところに発信していくほうが皆さんに届くのではないかと思った」と語りました。
日本語、英語、中国語、ロシア語のメディアがいる会場で、
世界の数十億人にリーチできる状況でスピーチしたことで、この発言は日本国内にとどまらず、もっと大きな影響力を持っていくはずです。
「この２，３カ月思っていたことを率直にお話ししました」とも語っていましたが、
言葉の選び方、穏やかな口調も含めて素晴らしいスピーチだったと思います。※ソース